アパレル業界の未来

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日本のアパレル市場規模

今日は日本のアパレル市場規模の推移についてお伝えしたいと思います。

 

日本国内のアパレル市場規模についてどのくらいなのか?

 

業界人の私ですが数年前まではあまり国内の市場規模について意識もすることなく過ごしていましたが、今後のアパレル業界の未来を考えるようになり、市場規模についてここ数年は結構意識するようになって来ました。

 

2021年公表されているものでは約7.5兆円と言われています。

この金額を見たとき結構驚きました。

少し前までよく言われていたのが10兆円を遂にきってしまった。これから数年後には8兆円もきってしまうだろうとの予測が多く見られましたが、コロナウィルスによる打撃もあり予想をはるかに超えるスピードで規模の縮小傾向が見られます。今後多少の回復はあり得ると思いますが、急激な拡大という事は国内において恐らくあり得ないでしょう。

 

日本の過去の市場規模について

1990年 バブル期です。このころは日本市場規模のピークで約15兆円でした。その後は下降を続け2019年には約9.65兆円。そして現在は約7兆5兆円。

2030年頃には7兆円を割り込むのではないかとの予測もあります。

 

要因は「少子高齢化」「商品単価の下落」等と言われています。

直近は外出する機会も減り、ファッション以外の楽しみも多くありますので購入者の減少もあると思います。

また環境に対する考え方も日本も少しづつ変わってきてリサイクルやリユースと言った考え方も多く広がっていることもあると思います。

 

アパレル業界の市場規模やあり方は変わってきているので業界人としては寂しい思いもありますすが、ファッション以外の楽しみや環境を考えた選択はこれからの時代当たり前の事なので悲観するだけという事ではないと思います。

 

大量生産時代はいよいよ終盤に入っていると思います。

安い価格の商品の良さもありますが、価格が高くても品質の良い上品な商品の良さもあります。選択肢が色々あって人々が快適に少しでもファッションによって生活を快適にする事ができれば、市場規模にはそれほどこだわらず新しいアパレル業界の在り方になって行く事が業界のカッコいい在り方なのではないかと思います。